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2024年12月13日
日本国特許庁と中国国家知識産権局(CNIPA)、韓国特許庁(KIPO)は、12月4日に第31回日中特許庁長官会合、第32回日韓特許庁長官会合、第24回日中韓特許庁長官会合を中国の上海で開催し、議論を行いました。また、同じく12月4日に開催された上海国際IPフォーラムにて小野長官が基調講演を行いました。
日中特許庁長官会合及び日韓特許庁長官会合ではそれぞれ、特許・意匠・商標など多岐に渡る分野での二国間の協力について議論しました。また、日中韓特許庁長官会合では、意匠・商標・審判などに関する三庁間での協力について議論するとともに、3か国知的財産協力の10年ビジョンにおける、3つの具体的な協力に対する今後の進め方について話し合い、次回会合に向け、更なる検討を進めることとしました。
また、同日、CNIPA、WIPO、上海市人民政府が主催する上海国際IPフォーラムにて、小野長官が基調講演を行いました。基調講演にて、日本国特許庁における先端技術に対応した出願・審査に関する取組、開発におけるAIの利用の促進と知的財産権の保護の両立、国際的な事業活動におけるネットワーク関連発明等の適切な権利保護、大阪・関西万博への特許庁の取組について紹介しました。
加えて、12月5日の午前には「IP公共サービスを通じたより良いビジネス環境の構築」をテーマとして日中韓特許庁シンポジウムが開催され、日中韓の各庁担当者や各国実務者によるテーマに沿った講演が行われました。
日韓特許庁長官会合
左から金(キム)庁長、小野長官
日中特許庁長官会合
左から小野長官、申(シェン)局長
日中韓特許庁長官会合
左からTCS(日中韓協力事務局)李(イ)事務局長、小野長官、申(シェン)局長、金(キム)庁長
上海国際IPフォーラム
小野長官による基調講演
日中韓特許庁シンポジウム
上:小野長官による開会挨拶
下: NGB株式会社IP総研 中根マネージャーによる講演
[更新日 2024年12月13日]