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2025年2月17日
日本国特許庁(JPO)は、2025年2月13から14日の2日間、ASEAN IP Academy※1と連携して、ASEAN各国の商標審査官等の知財庁職員に対して「商標の識別性」をテーマにオンライン形式で研修を実施しました。
JPOから商標審査基準の担当者が講師を務め、商標の識別性に関して、日本における審査基準や審査の運用についての知見を講義しました。また、ASEAN知財事情に精通した日本ユーザーである日清食品ホールディングス株式会社及びライオン株式会社から講師をお招きし、各社のブランディング戦略や商標出願について講演いただきました。
ASEAN各国の知財庁からは約120名の研修生が参加し、「実際の製品や事例によるケーススタディにより、内容を深く理解できた」、「講義を通して日本の商標についての知見や情報を共有でき、今後自国の商標審査を行う上での参考になった」など研修を評価する声が多く寄せられました。
今後もJPOは、我が国企業の事業展開が見込まれる新興国の知財関係者への研修提供等を通して、各国の知財環境の整備・強化に協力してまいります。
研修の様子
※1 ASEAN IP Academyは、ASEAN加盟国向けに知財分野の研修を提供することを目的として、2021年9月に設立されたASEANの研修機関です。
[更新日 2025年2月17日]