ここから本文です。
2025年3月18日
特許庁は、日本各地を訪問し、ビジネスにおける知財の活用をサポートするイベント「つながる特許庁」を、令和6年度は全国9都市で開催します。
第7回は「スタートアップの成長戦略 -ビジネスモデル、無形資産と資金調達-」をテーマに大阪市で1月22日(水曜日)に開催し、現地会場では延べ268名、オンラインでは438名にご参加いただきました。続く、日本弁理士会主催の交流会では60名が出席されました。
昨年12月「知財経営支援ネットワーク」へ新たに中小企業庁が加わったことに伴い、本開催では小野特許庁長官と山下中小企業庁長官の両長官に、地域の中小企業・スタートアップ等への知財経営支援の更なる強化・充実化に取り組んでいく旨の挨拶をいただきました。
セッション1では、マイクロ波化学株式会社代表取締役社長CEOの吉野 巌氏に「今後スタートアップを目指す人たちへ」について御講演いただきました。
聴講者からは、「ものづくりスタートアップの体験が聞けて大変勉強になった。」、「大学発ベンチャー立上げの段階的な取り組みが参考になった。」といった感想が寄せられました。
セッション2では、株式会社ミライロ代表取締役社長の垣内 俊哉氏に「私たちが成功した理由と今後の展望」について御講演いただきました。
聴講者からは、「単なる知財戦略ではなく「障害者の方の視点に立った知財戦略」というものについてお話を伺うことができ、非常に有意義だった。」、「垣内社長の前向きな人生に感動し、自分には無い視点に気付くきっかけとなった。」といった感想が寄せられました。
セッション3では、株式会社シクロ・ハイジア代表取締役CEOの小林 誠氏がモデレーターを努め、3名のパネリストをお招きし、「関西のスタートアップ成長戦略」をパネルディスカッション形式で御議論いただきました。
聴講者からは、「新事業の目利きに知財をどう活用するか、また知財の活用法(保護、事業展開)について興味深い話が聞けた。」、「関西地方での知財事業戦略を行う際の強みや他企業との連携の仕組みについて様々な視点を得ることができた。」といった感想が寄せられました。
特許庁 長官 小野 洋太
中小企業庁長官 山下 隆一
大阪府商工労働部長 馬場 広由己 氏(吉村知事の代読)
大阪商工会議所副会頭 立野 純三 氏
【モデレーター】
【パネリスト】
セッション終了後には、日本弁理士会主催の交流会を実施いたしました。
交流会(日本弁理士会主催)
特許庁広報室が作成しているパネルや、地域団体商標に関する近畿経済産業局のパネルを展示しました。また、特許庁が実施する中小企業等支援施策パンフレットをはじめ、独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が作成したパンフレット等を配布しました。
パネル展示1
パネル展示2
[更新日 2025年3月31日]