ここから本文です。
2025年6月13日
日本国特許庁(JPO)は、5月18日から21日にかけて米国サンディエゴで開催された第147回国際商標協会(INTA)※1 年次総会に参加しました。この総会は、世界中の知財関係者が一堂に会する世界最大級の商標分野のイベントであり、今次総会は140カ国から1万人以上が参加しました。
総会期間中、商標五庁(TM5)※2 においてJPOがリードするプロジェクト※3 の一環として「使用による識別性の獲得」をテーマにワークショップを開催し、TM5各庁が発表を行いました。
また、INTA主催の「Updates by IP Offices from the Asia Pacific」において、商標審査の効率化や品質管理に関する取り組み等を含むJPOの最新動向について講演しました。
加えて、全期間を通じて「Protect your brand. No bad faith trademarks」をテーマとしたJPOのブースを出展し、悪意の商標出願への対応策やその事例、我が国の省庁・官民横断的な模倣品対策の取り組み等を紹介し、世界各国の模倣品対策関係者と新たな繋がりを構築するためのパネル及び模倣品の展示を実施しました。また、大阪・関西万博のパンフレット、及び2025年10月2日~10日の間に出展するJPOの展示「明日を変える知的財産のチカラ~想いを届ける、世界をよくする~」についてチラシを頒布し紹介しました。82の国・地域の商標を専門とする弁護士・弁理士等1,300人以上が来訪し、日本の商標行政・実務等に関する質問をする者や、真正品と模倣品を興味深く見比べる者が多く見られました。
今後も、JPOは国際的な官民交流のイベントに積極的に参画し、施策や制度をPRすると共に、日本企業の知的財産が海外で適切に保護、活用される環境を実現するための取組を続けていきます。
TM5/INTAジョイントワークショップにおける師田審査業務部長(写真右端)の開会挨拶
Updates by IP Offices from the Asia Pacificの様子
JPOブース
多くの知財関係者が訪れるJPOブースの様子
[更新日 2025年6月13日]