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第14回日中韓デザインフォーラム 魅力的なデザインがスタートアップを変える
-成長の新たなアプローチ- を開催しました

2025年9月30日

2025年9月3日(水曜日)、日本国特許庁(JPO)は、中国国家知識産権局(CNIPA)、韓国特許庁(KIPO)の協力の下、「第14回日中韓デザインフォーラム 魅力的なデザインがスタートアップを変える -成長の新たなアプローチ-」を開催し、日中韓の三か国のスタートアップ関係者や意匠制度ユーザーなど、会場・オンライン合わせて約200名の方に参加いただきました。

主催者挨拶では、JPO河西長官が、スタートアップにおける、魅力的なプロダクトやサービスを生み出すデザインと、意匠権をはじめとした知的財産権でデザインを保護することの重要性について言及し、フォーラムでの発表や闊達な議論への期待を語りました。

(写真1)主催者挨拶の様子(JPO 河西 康之 長官)
主催者挨拶の様子
(JPO 河西 康之 長官)

次に、ベンチャーキャピタル(VC)によるプレゼンテーションとして、D4V (Design for Ventures)の永瀬氏より、スタートアップにおけるデザインの価値は多岐にわたることや、デザインを重視した投資を行うことの重要性について紹介がありました。

(写真2)VCによるプレゼンテーションの様子
(D4V Partner 永瀬 史章氏)
VCによるプレゼンテーションの様子
(D4V Partner 永瀬 史章氏)

続いて、スタートアップによるプレゼンテーションでは、日本のピクシーダストテクノロジーズ株式会社で知財·法務・広報グループのグループ長を務める木本氏、中国のShenzhen XIVO Life Technology社でゼネラルマネージャーを務めるジン・チャオ氏、韓国のPURPLUS社でCEOを務めるパク・ウンジョン氏より、各社におけるデザインへの投資がもたらす成果や成功事例、知的財産が果たす役割について紹介がありました。その後、パネルディスカッションにおいて、デザインを重視するようになったきっかけや、各社がデザインに対する投資についての考え方や評価方法について議論が交わされました。

さらに、各官庁から、意匠権の取得がもたらすメリットや、各官庁のスタートアップ企業向けの取り組みについて紹介しました。

(写真3)スタートアップによるプレゼンテーション・パネルディスカッションの様子(左:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(日本) 知財·法務・広報グループ グループ長 木本 大介氏、中央:Shenzhen XIVO Life Technology社(中国) ゼネラルマネージャー ジン・チャオ氏、右:PURPLUS社(韓国) CEO  パク・ウンジョン氏)
スタートアップによるプレゼンテーション・パネルディスカッションの様子
(左:ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(日本) 知財·法務・広報グループ グループ長 木本 大介氏、
中央:Shenzhen XIVO Life Technology社(中国) ゼネラルマネージャー ジン・チャオ氏、右:PURPLUS社(韓国) CEO  パク・ウンジョン氏)

(写真4)官庁によるプレゼンテーションの様子(左:JPO 意匠課 意匠審査企画官 尾曲 幸輔、中央:CNIPA 外観設計審査部第五審査課 課長 チュ・イ氏、右:KIPO デザイン審査政策課 課長 キム・ジメン氏)
官庁によるプレゼンテーションの様子
(左:JPO 意匠課 意匠審査企画官 尾曲 幸輔、中央:CNIPA 外観設計審査部第五審査課 課長 チュ・イ氏、
右:KIPO デザイン審査政策課 課長 キム・ジメン氏)

閉会挨拶では、CNIPAのビエン外観設計審査部副部長、KIPOのキムデザイン審査政策課長からそれぞれご挨拶をいただくとともに、JPOの北村審査第一部長から、本フォーラムでのプレゼンテーションを総括するとともに、日中韓のスタートアップがデザインの力によって活力を高め、意匠制度の活用により一層成長することへの期待を述べました。

(画像5)CNIPA 外観設計審査部 副部長 ビエン・ヨンジュン氏
(画像6)デザイン審査政策課 課長 キム・ジメン氏
(画像7)JPO 審査第一部長 北村 弘樹

閉会挨拶の様子
(上段左:CNIPA 外観設計審査部 副部長 ビエン・ヨンジュン氏、上段右:デザイン審査政策課 課長 キム・ジメン氏、
下段:JPO 審査第一部長 北村 弘樹)

[更新日 2025年9月30日]