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令和4年度意匠審査の質についてのユーザー評価調査報告書

令和4年10月12日
特許庁意匠課

意匠審査の質に対するユーザーの要請に応えるためには、法令・審査基準等に従い適切な審査を行うことはもとより、出願人や権利を行使される第三者を含めた様々なユーザーのご意見を的確に把握し、常に改善を図っていくことが必要となります。このため特許庁では、平成27年度から意匠審査の質についてのユーザー評価調査を実施しております。

今般、令和4年度のユーザー評価調査アンケートの集計結果及びそれに基づく分析を報告書にまとめましたのでお知らせいたします。今回の調査は令和4年5月~6月にオンラインアンケート形式で実施し、9割を超える非常に高い回答率でユーザーの皆様から回答をいただきました。ご協力いただいたユーザーの皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。

令和4年度の調査では、意匠審査全般の質に対する「普通」以上の評価は94.9%(前年度比0.7ポイント増)、上位評価割合(「満足」・「比較的満足」の評価の割合)が60.4%(前年度比7.3ポイント減)でした。

また、意匠審査全般の質に関する個別項目の「面接、電話等における審査官とのコミュニケーション」の上位評価割合は76.6%(前年度比1.3%減)であり、重点的に取り組んできた「判断の均質性」、「専門知識レベル」では上位評価割合がそれぞれ、49.5%(前年度比1.9ポイント減)、54.0%(前年度比0.7ポイント減)でした。

今年度の調査結果の分析の結果、「拒絶理由通知等の記載」、「拒絶査定の記載」、「判断の均質性」の項目が、意匠審査全般の質の評価への影響が大きく、かつ昨年度に比して評価が低下したことが分かったため、これらを特に注力すべき項目としました。今後も、案件協議等を通じて、判断の均質性の向上に努めてまいります。

特許庁は、引き続き意匠審査の質の維持・向上に努めてまいります。

[更新日 2022年10月12日]

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