• 用語解説

ホーム> 資料・統計> 刊行物・報告書> 審査の質についてのユーザー評価調査>令和4年度特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書

ここから本文です。

令和4年度特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書

令和4年10月12日
特許庁調整課品質管理室

世界最高品質の特許審査を実現するためには、特許審査に対するユーザー(出願人や権利を行使される第三者等)の皆様のニーズや期待を適切に把握することが不可欠であるとの認識のもと、特許庁は、平成24年度より特許審査の質についてのユーザー評価調査を実施しております。

今般、令和4年度調査の結果を報告書に取りまとめましたのでお知らせします。

本報告書は、令和3年度の特許審査・国際調査等全般の質について「満足」、「比較的満足」、「普通」、「比較的不満」、「不満」の5段階で評価いただいた結果を取りまとめたものです。調査は令和4年5月~6月に実施し、回答率は8割を超えました(調査対象715者中607者)。御協力いただいたユーザーの皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。

国内出願における特許審査全般の質についての評価(全体評価)は、「普通」以上の評価の割合が95.7%、上位評価割合(「満足」・「比較的満足」の評価の割合)が61.3%でした。

PCT出願における国際調査等全般の質についての評価(全体評価)は、「普通」以上の評価の割合が97.5%、上位評価割合が59.0%でした。

分析の結果、「判断の均質性」、「第29条第2項(進歩性)の判断の均質性」、「国際段階と国内段階との間での判断の一貫性」の項目が、国内出願における特許審査及びPCT出願における国際調査等の全般の質の評価への影響が大きく、かつ相対的な評価が低いことが分かったため、これらを優先的に取り組むべき項目と設定しました。今後も、法令・審査基準・指針に即した審査を行いつつ、ユーザーへのコンタクト等を通じた具体的な課題の把握、審査官間の協議等を通じた審査官相互の知識の共有を進め、判断の均質性の向上に努めてまいります。

特許庁は、引き続き特許審査の質の維持・向上に努めてまいります。

[更新日 2023年4月13日]

お問い合わせ

特許庁審査第一部調整課品質管理室

電話:03-3581-1101(内線3121)

お問い合わせフォーム