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令和6年9月25日
特許庁意匠課
意匠審査の質に対するユーザーの要請に応えるためには、法令・審査基準等に従い適切な審査を行うことはもとより、出願人や権利を行使される第三者を含めた様々なユーザーのご意見を的確に把握し、常に改善を図っていくことが必要となります。このため特許庁では、平成27年度から意匠審査の質についてのユーザー評価調査を実施しております。
今般、令和6年度のユーザー評価調査アンケートの集計結果及びそれに基づく分析を報告書にまとめましたのでお知らせいたします。今回の調査は令和6年4月~6月にオンラインアンケート形式で実施し、8割を超える高い回答率でユーザーの皆様から回答をいただきました。ご協力いただいたユーザーの皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。
令和6年度の調査では、意匠審査全般の質に対する「普通」以上の評価は97.0%(前年度比0.8ポイント増)、上位評価割合(「満足」・「比較的満足」の評価の割合)が65.8%(前年度比4.5ポイント増)でした。
また、重点的に取り組んできた「判断の均質性」、「拒絶査定の記載」、「専門知識レベル」では上位評価割合がそれぞれ、52.1%(前年度比4.3ポイント増)、53.3%(前年度比0.9ポイント増)、55.8%(前年度比4.3ポイント増)でした。
今年度の調査結果の分析の結果、昨年度と同様、「判断の均質性」、「拒絶査定の記載」、「専門知識レベル」の項目を特に注力すべき項目としました。今後も、案件協議等を通じて、判断の均質性の向上に努めてまいります。
特許庁は、引き続き意匠審査の質の維持・向上に努めてまいります。
[更新日 2024年10月2日]
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