ホーム> 制度・手続> 法令・施策> 施策・取組> 特許庁における人工知能(AI)技術の活用に向けたアクション・プラン> 「AI×商標:イメージサーチコンペティション」の開催
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令和4年3月14日
特許庁審査業務部商標課
特許庁は、試験導入している、AI技術を利用した先行図形商標検索システム(イメージサーチツール)の検索精度向上のため、近年注目されている機械学習コンペティションを2021年末から開催しており、多数の参加者及び投稿件数を得て終了しました。
上位入賞者の予測モデルは、特許庁のイメージサーチツールに搭載し、同ツールの精度向上に役立てます。
同取組により、優れた技術やアイデアを有するAI人材を新たに発掘し、政府のシステム開発に参画する機会を創出するとともに、効率的なシステム開発手法の検証及びイノベーションの促進が期待されます。
「AI×商標:イメージサーチコンペティション」では、類似する図形商標のデータを基に機械学習を行うことで、大量に存在する図形商標から類似(正解)画像を予測するモデルの開発を行い、その精度を競いました。
特許庁
入賞モデルは、特許庁が提示した課題に対して約7割の精度で正解画像を検索しています。当該モデルをイメージサーチツールに搭載することで、従前のツールの倍以上の検索精度向上が期待できます。
コンペティションのベストスコアの推移(出典:Nishika株式会社)
(コンペティション開催中の暫定第1位のスコアの推移を示したグラフです。
第1位のスコアは、最終的に約7割の検索精度まで達成しました。)
このコンペティション開催により、AI人材の優れた技術やアイデアを外部から募集する機械学習コンペティションが、審査支援ツールのAIモデル検討において有効であることが確認されました。
入賞者の予測モデルは、試験導入しているイメージサーチツールに搭載し、商標審査において活用することで、審査の品質向上を図ります。
[更新日 2022年3月16日]
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