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誰もが孤立しない社会をつくりたい



きっかけは子育てで感じた孤立だった

地域住民のつながりを促進する、ご近所掲示板アプリ“ためまっぷ”。代表の清水義弘さんは起業のきっかけをこう振り返ります。「第一子の子育てに悩む中で、自分はシステムエンジニアという仕事や生活で近所とのつながりがなく、社会的に孤立していると気づきました。きっと子どもたちも同じになるだろうと感じていました」。
そんな折、2011年に東日本大震災が発生。清水さんは被災地でのボランティア活動に参加し、地域住民のつながりの大切さを改めて実感、この課題解決に人生を捧げようと決意しました。


地域情報を5秒でキャッチできる

“ためまっぷ”の特長は、子どもから高齢者まで使いやすく、近くの地域イベントをすぐに探せること。他の情報アプリにありがちな情報のプッシュ配信ではなく、ユーザーの指定位置から移動可能な範囲のイベント情報だけをマップ上に表示。情報を選択すると、町内の掲示板のような手製のイベントチラシがそのまま表示され、親しみやすく知りたい情報をすぐに見つけられます。
さらに、子育てや多世代交流など、地域ごとの重点課題に応じたカスタマイズにも対応しています。地域に寄り添うその有用性が認められ、全国50以上の地方公共団体・民間団体が導入、約3,800団体が利用し、地域イベントの参加率が1.5倍になった事例もあります。


知財で事業を世界へ

起業当初、“ためまっぷ”の価値を伝えることに苦労していたという清水さん。特許出願にあたり、目指す世界や手法を文章化していく過程で、顧客価値が整理され、明確になっていきました。「“ためまっぷ”の魅力を第三者に分かりやすく伝えたり、今後行うべき事業を幅広く考えられたり、視野が格段に広がりました」
現在は、世界でも孤立のない社会づくりに貢献したいと、“NX/ Neighborhood Transformation”というワードを生み出し、商標権を取得。今後、NXというワードを合言葉に“ためまっぷ”を国内外に展開していく予定です。


情報を届け、人と人をつなげる

「社会的孤立をなくすには、個人だけでなくまわりの住民や、孤立している自覚のない住民も含め、皆が地域の当事者として社会性や共感力を高めることが必要です。大規模なイベントで個人が埋没するのではなく、小規模コミュニティの活動が地域を住民のテーマパークのように変え、関心を生み、いつでも繋がれる人達がいると認知できることが大切です。その結果、利用する人たちの社会性を育む社会性涵養プラットフォームになります」。ビジョンに共感をいただく自治体やNPOの皆様の情熱に応え、共に課題解決をするのが私たちの役割だと清水さんは語ります。「この社会実現には『NX』を軸に事業を進化させることが重要です。高齢化・人口減が進む未来、住民の殆どが生まれた場所に住み続けない大移住時代、住民がつながり、助け合える地域を全国津々浦々に広めたい」。“ためまっぷ”を通じて情報や人をつなげ、思いやりを広げていく先に、誰もが孤立しない社会がある──清水さんはそう信じています。

ためま株式会社

「あらゆる人々が地域の中で、あたたかくつながれる社会を目指す」をミッションに、インターネットを利用した各種情報サービス、インターネットコンテンツの企画・制作・運営、各種イベントの企画・運営・管理などを行う。


【知的財産活用】
マップを表示できるイベント情報管理システムで特許取得(特許第6293100号)。
事業ビジョンを一言で表現した“NX/ Neighborhood Transformation”で商標取得(商標登録第6958068号)


【I-OPEN】
ためま株式会社は、特許庁I-OPENプロジェクトで支援した企業です。特許庁I-OPENプロジェクトは、スタートアップ企業、非営利法人、個人等が、知財やビジネスに精通した専門家の伴走支援を受け、知財を活用しながら、社会課題解決を目指すプロジェクトです。 URL:https://www.i-open.go.jp/

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