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特許庁が特許を初取得!?
特に苦労した『外国特許文献への日本の分類の付与』について:特許庁では、発明の技術内容に応じて、日本の特許文献に日本の分類を人手で付与しています。膨大な外国特許文献に人手で迅速に付与することは困難なため、AIに機械学習させ、AIを利用して日本の分類を付与する必要がありました。
特許庁 審査第一部 調整課審査企画室 後藤昌夫さん
外国特許文献が急増する中で、チームメンバー全員が力を合わせて、実験的なAI技術等の活用にも意欲的に取り組んで、先駆的で有用な検索システムを開発することができたと思います。今後も改善を続けて、効率的で質の高い特許審査のために貢献できればと考えています。
特許庁 審査第四部 電子デバイス 西出隆二さん
アドパスは増え続ける特許文献に対して、審査官の業務をサポートできないか、という思いから生まれたシステムです。短い開発期間にもかかわらず、無事にリリースすることができたのは、メンバー全員でチームワークを発揮した結果です。このシステムが、少しでも、審査官の役に立てれば嬉しいです。
※この成果を出願し、特許庁は初となる特許を取得しました。詳細はこちら
URL https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200511001/20200511001.html