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Vol.46
広報誌「とっきょ」2020年11月25日発行号

特許庁が特許を初取得!?

特許文献検索システム「アドパス」誕生秘話!

  1. 1コマ目地の文:近年 世界的にもグローバル化が進み特許申請の数は年々増え続けている 2コマ目地の文:そのため調査すべき特許文献の数は数倍にも腫れ上がったが 3コマ目地の文:特許を審査する審査官の数は変わることはない
  2. 1コマ目地の文:増え続ける特許文献を今までの検索システムよりも効率的にミスなく検索できるものはつくれないだろうか?その疑問こそがこの特許”アドパス”の始まりであった… 2コマ目地の文:世界中の特許を日本語で簡単に検索できないかな AIとか使ってさ! 3コマ目地の文:は…はい… そう命じられたのはプロジェクトリーダーの西出隆二さん
  3. 1コマ目地の文:そして審査企画室の6名であった AIを使うそうです… 2コマ目地の文:う〜ん どうしよう〜 そう…何を隠そうこの人たち… 3コマ目地の文:AIの事は素人同然だったのだ…
  4. 1コマ目地の文:しかも官庁の人事機関は1〜2年 その間に検索システムを作らなければならなかった 2コマ目地の文:彼らは…イチから勉強を初め
  5. 1コマ目地の文:ある時は大学の論文を読み 2コマ目地の文:そしてある時はITの民間企業と意見交換た勉強会を開いた 3コマ目地の文:特に苦労したのが『外国特許文献への日本の分類の付与』 日本の特許文献に人手で付与された大量の分類データをAIに学習させる必要があった
  6. 1コマ目地の文:『検索速度』 約5,000万件の文献を高速に検索できるようにするため多数のサーバーで分散処理するようにした 2コマ目地の文:最後に『データエラー』 外国庁から文献にデータエラーがたくさんあったためその修正にとても苦労した 3コマ目地の文:そして…
  7. 1コマ目地の文:たった11ヶ月の開発期間で”アドパス”プロトタイプ稼働! 2コマ目地の文:審査官に使ってもらったら… 3コマ目地の文:苦労が報われたのである! 4コマ目地の文:そしてより良い検索システムの開発の挑戦は続く…

特に苦労した『外国特許文献への日本の分類の付与』について:特許庁では、発明の技術内容に応じて、日本の特許文献に日本の分類を人手で付与しています。膨大な外国特許文献に人手で迅速に付与することは困難なため、AIに機械学習させ、AIを利用して日本の分類を付与する必要がありました。

開発担当者より

特許庁 審査第一部 調整課審査企画室 後藤昌夫さん
外国特許文献が急増する中で、チームメンバー全員が力を合わせて、実験的なAI技術等の活用にも意欲的に取り組んで、先駆的で有用な検索システムを開発することができたと思います。今後も改善を続けて、効率的で質の高い特許審査のために貢献できればと考えています。

特許庁 審査第四部 電子デバイス 西出隆二さん
アドパスは増え続ける特許文献に対して、審査官の業務をサポートできないか、という思いから生まれたシステムです。短い開発期間にもかかわらず、無事にリリースすることができたのは、メンバー全員でチームワークを発揮した結果です。このシステムが、少しでも、審査官の役に立てれば嬉しいです。

プロジェクトチーム一同の写真
 

※この成果を出願し、特許庁は初となる特許を取得しました。詳細はこちら
URL https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200511001/20200511001.html(経済産業省のページ)

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