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2024年12月25日
12月12日、日本国特許庁(JPO)は日米欧中韓による意匠五庁(ID5)の第10回年次会合を、WIPOをオブザーバーに迎え、神奈川県箱根町にて開催しました。JPOからは小野長官及び野仲審査第一部長が出席しました。
本会合では、メタバースや生成AIなどの新技術の発展による、意匠についての新たな課題の重要性を認識し、各庁が引き続き協力を進めていくことを確認しました。
また、JPOが主導する2のプロジェクトを含む既存の10の協力プロジェクトについて、成果の確認と今後の進め方について議論を行うとともに、JPOが新規提案した「新技術がもたらす意匠制度の課題」プロジェクト及び、中国国家知識産権局(CNIPA)/欧州連合知的財産庁(EUIPO)が新規提案した「デジタルデザイン出願のためのユーザーガイド」プロジェクトが採択されました。
翌13日には、国内外の業界団体・代理人団体等の意匠制度ユーザーを対象とした、ID5ユーザーセッションを対面・オンライン形式で開催しました。各庁から最新の施策状況等を報告したほか、「デザインを巡る今日的諸相 ~生成AI、インターネット上の侵害等~」をテーマとして各国ユーザー代表者等が講演を行い、意見交換を実施しました。
そして、2025年におけるID5の会合は、米国特許商標庁(USPTO)が主催することで合意しました。
JPOは、我が国の優れた意匠が世界でより適切に保護、活用されるための環境の整備に向けて、引き続きID5の取組を進めて参ります。
各庁及びWIPO代表者の集合写真
(小野長官(中央)、野仲審査第一部長(右端))
小野長官による歓迎の挨拶
各庁及びWIPOの参加者
会合の様子
尾曲意匠審査企画官によるプレゼンの様子
ユーザーセッションにおける日本のユーザー代表者のプレゼンの様子
左側、日本知的財産協会(JIPA) 意匠委員会 柿木 智宏、右側、同会 髙比良 春平氏
[更新日 2024年12月25日]
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