2021年4月1日
特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)及び欧州特許庁(EPO)は、三極特許庁間の協力における新たなビジョンを策定し、三極協力の目的についても新たに合意しました。三極特許庁は、新たなビジョンの下、今後も協力を進めてまいります。
ビジョン(仮訳)
三極特許庁は、揺るぎない共通の歴史を持ち、国際特許協力の最前線において以下の取組に努めていく。
- 現在及び将来の特許制度のグローバルな課題に対して協調して対応する
- 知的財産環境に影響を与える技術の進歩や変化に共同で適応する
- ユーザーとの協力関係を発展、強化する
- 協力体制の強化、各庁の審査結果の共有や効果的な利活用のための革新的なコンセプトを考案し、知財庁、ステークホルダー、そして社会全体の利益となるように、特許制度を継続的に最適化すべく、シンクタンクとして互いに協力する
三極協力の目的(仮訳)
この長期に渡る継続的な協力関係は、以下を目的とする。
- 知的財産を巡る国際的な課題に対し、率先して共通のアプローチ構築を共に推進する
- 技術の進歩を予測し、迅速に適応し、知財庁、ユーザー共に利益を生み出す可能性を最大限に引き出す
- 特許付与プロセスの質と処理期間を向上させるため、審査結果の有効活用を含め、知財庁間の連携強化及び効率性促進のための新しいコンセプトを検討する
- ユーザーとの協力関係を強化し、より統合されたグローバルな特許制度のための解決策に向けて共に協力する
- イノベーションを促進し、且つ知的財産の恩恵を社会に広める
[更新日 2021年4月1日]
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