ここから本文です。
2023年3月14日
2023年2月20-24,27-28日の計7日間、日本国特許庁(JPO)は、独立行政法人国際協力機構(JICA)と共同で、インドネシア知的財産総局(DGIP)の特許審査官等に対し、DGIPから要望のあった、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーに関する技術分野別研修、管理職向け(人材育成や品質管理等)の研修を実施しました。
特許審査の審査実務経験が豊富な審査官であるJPOの国際研修指導教官等3名及びJICA専門家が講師を務め、DGIPからはのべ97名の特許審査官等が受講生として参加しました。
特に、2月20-24日のバイオテクノロジー分野の研修では、DGIPへ3年ぶりに国際研修指導教官を現地に派遣し、対面形式で研修を実施しました。受講生はディスカッションや課題に取り組むことで、先行技術調査、JPOの進歩性判断基準(Multi-Factor Reasoning, MFR(※1))等の特許審査実務について理解を深めました。受講生からは、「新しい知識を得た実感が得られた」「対面の場合、わからない点を質問しやすい」といった感想をいただきました。
今後もJPOは、インドネシアをはじめ、我が国企業のさらなる事業展開が見込まれる新興国の審査官に対して、特許審査実務面での協力を行い、各国の審査体制の整備・強化を支援してまいります。
(※1)MFRについて、より詳細には下記リンク先のPDFをご参照ください。
開会式の様子
研修の様子
オンライン研修の様子
[更新日 2023年3月14日]