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2023年11月16日
2023年11月6日から9日の計4日間、日本国特許庁(JPO)は、インドネシア知的財産総局(DGIP)の特許審査官に対し、メカトロニクス、化学、IoTの3つの技術分野に応じた特許審査実務等に関する研修を実施しました。
JPOからは、メカトロニクス、化学、IoTの技術分野における特許審査実務経験が豊富な審査官である国際研修指導教官3名が講師を務めました。DGIPからは8名の特許審査官が受講生として参加しました。
受講生はグループディスカッションや課題に取り組むことで、技術分野に応じた先行技術調査、JPOの進歩性判断基準(Multi-Factor Reasoning, MFR(※1))等の特許審査実務についてさらに理解を深めました。受講生からは、「モーターの実物を用いた説明のおかげで、技術への理解をより深めることができた」といった感想をいただきました。
今後もJPOは、インドネシアをはじめ、我が国企業のさらなる事業展開が見込まれる新興国の審査官に対して、特許審査実務面での協力を行い、各国の審査体制の整備・強化を支援してまいります。
(※1)MFRについて、より詳細には下記リンク先のPDFをご参照ください。
集合写真
講義の様子
[更新日 2023年11月16日]