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2023年11月30日
2023年11月6日から10日の計5日間、日本国特許庁(JPO)は、タイ知的財産局(DIP)の特許審査官に対し、水処理の技術分野における審査実務研修と、2022年度に実施した新人向け研修のフォローアップの位置づけとなる審査実務研修を実施しました。
JPOからは、特許審査の審査実務経験が豊富な審査官である国際研修指導教官等3名が講師を務めました。DIPからは、35名の特許審査官が受講生として参加しました。
受講生はグループディスカッションや課題に取り組むことで、先行技術調査、JPOの進歩性判断基準(Multi-Factor Reasoning, MFR(※1))等の特許審査実務についてさらに理解を深めました。受講生からは、「昨年の新人向け研修で得た知識をより深めることができた」、「この研修を通じて得た知見は、今後の効率的な特許審査に役立つ」といった感想をいただきました。
今後もJPOは、タイをはじめ、我が国企業のさらなる事業展開が見込まれる新興国の審査官に対して、特許審査実務面での協力を行い、各国の審査体制の整備・強化を支援してまいります。
(※1)MFRについて、より詳細には下記リンク先のPDFをご参照ください。
集合写真
講義の様子
[更新日 2023年11月30日]