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2024年3月11日
2024年2月19日から22日の計4日間、日本国特許庁(JPO)は、インドネシア知的財産総局(DGIP)の特許審査官に対し、先行技術調査の手法をテーマとした特許審査実務研修を実施しました。
JPOからは、特許審査実務経験が豊富な審査官である国際研修指導教官2名が講師を務めました。DGIPからは38名の特許審査官が受講生として参加しました。
受講生は実案件を用いたケーススタディに取り組むことで、効果的な先行技術調査の手法や、JPOの進歩性判断基準(Multi-Factor Reasoning, MFR(※1))等の特許審査実務について理解を深めました。受講生からは、「研修資料はわかりやすく、講師の指導も丁寧であったため、先行技術調査の能力を向上させることができた」といった感想をいただきました。
今後もJPOは、インドネシアをはじめ、我が国企業のさらなる事業展開が見込まれる新興国の審査官に対して、特許審査実務面での協力を行い、各国の審査体制の整備・強化を支援してまいります。
(※1)MFRについて、より詳細には下記リンク先のPDFをご参照ください。
集合写真
講義の様子
[更新日 2024年3月11日]