• 用語解説

ホーム> お知らせ> 最近の動き> 2026年6月> 商標五庁(TM5)中間会合に参加しました

ここから本文です。

商標五庁(TM5)中間会合に参加しました

2026年6月12日

日本国特許庁(JPO)は、5月26日から5月28日にかけて開催された日米欧中韓からなる商標五庁(TM5)中間会合※1に参加しました。

会合では、商標の実務と手続の調和や商標サービスの向上を目的としてTM5が推進する11の協力プロジェクト及び複数の新規提案プロジェクトについて、今後の目標や進め方に関する議論を行いました。また、業界団体・代理人団体等のユーザー代表者を招いたTM5ユーザーセッションを開催しました。

JPOが主導する3つのプロジェクトのうち「悪意の商標プロジェクト※2」については、本年2月にタイの知財庁職員を対象に開催した悪意の商標出願対策ワークショップに関して、「各庁の審査運用を学ぶ有益な機会であった」等の参加者から頂いたアンケート結果を報告するとともに、引き続き、ASEAN域内における悪意の商標出願の対策のため、同様のイベントを継続開催することで合意しました。

「ユーザー参画プロジェクト※3」については、TM5各庁の審査運用をユーザー向けに一同に紹介する機会として、来年5月にサンディエゴで開催される国際商標協会(INTA※4)に加えて、今年9月にブダペストで開催される国際弁理士連盟(FICPI※5) の年次総会において試行的にTM5ジョイント・ワークショップを開催することについて議論しました。

さらに、「商標審査を補助するITツールプロジェクト※6」については、近年、各庁で進めているAI活用の取組について情報交換すべく、IT専門家会合を6月中にオンライン形式で開催とすることを合意しました。

会合最終日に開催したTM5ユーザーセッションでは、TM5各庁及び世界知的所有権機関(WIPO)から最新の施策状況等を報告し、参加者と意見を交わす貴重な機会となりました。

本年の活動を総括する第15回TM5年次会合は、2026年11月に中国の広州において開催される予定です。

JPOは、TM5の取組を通じて、商標権の適切な保護・活用の促進に引き続き貢献していきます。

※1日本国特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)、欧州連合知的財産庁(EUIPO)、中国国家知識産権局(CNIPA)、韓国知的財産処(MOIP)の商標五庁からなるTM5の会合で、毎年各庁が持ち回りでホストを務める。今年はCNIPAがホスト。世界知的所有権機関(WIPO)も、オブザーバーとして参加。

※2悪意の商標出願(他者の商標が当該国・地域で登録されていないという事実を利用し、不当な目的で商標を出願する行為等を想定)について、各庁の制度・運用に関する情報交換を行うとともに、ユーザーに対してこれらの情報提供を行うことを目的としている。

※3一般ユーザーへの情報発信のため、国際商標協会(INTA)と連携して行うTM5ジョイント・ワークショップを開催している。

※4国際商標協会(INTA):182か国の、政府機関、教育機関、企業など6,600以上の組織、約38,000の専門家からなる団体。

※5国際弁理士連盟(FICPI: Fédération Internationale des Conseils en Propriété Industrielle): 世界80の国・地域に5,000人以上の会員を有する弁理士の団体。世界の事務所所属弁理士の立場を代表し、新しく提案される条約、国内法等に対し、意見を表明。刊行物・情報誌等により各国情報等の発信も行っている。

※6審査の効率化に繋がるITシステムに関する情報交換を目的としている。

(写真)参加した各庁の代表者
参加した各庁の代表者

関連リンク

[更新日 2026年6月12日]