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経済のグローバル化が進み企業間の競争が国際的にも激しさを増す中で、高い価値を有する国際的なブランドの確立及び保護のため、商標権の活用がますます重要になってきています。企業の国際展開を支援するためには、世界各国で安定した商標権を速やかに取得でき、適切に保護されるような環境を整えることが不可欠です。
そのような状況を踏まえ、商標分野においては、2001年以来、日本国特許庁(JPO)、米国特許商標庁(USPTO)、欧州連合知的財産庁(EUIPO)の三庁における協力(商標三極)を推進してきました。2011年12月には、商標三極に、韓国特許庁(KIPO)及び中国国家工商行政管理総局(SAIC)(現、中国国家知識産権局(CNIPA))を加えた商標五庁(TM5)の新たな協力枠組みが創設され、一層の国際協力が推し進められています。
TM5では、毎年、年次会合及びフォローアップのための中間会合を開催しており、各庁の最近の施策や互いの審査運用等の情報交換を行っています。また、特に実務レベルでの検討、対応を行っていくことが五庁間で合意された取組をプロジェクト化して協力を推進しています。
JPOは、我が国企業の商標が世界各国で適切に保護、活用される環境整備に向け、TM5の枠組みでの各プロジェクトを通じて国際協力を推進することにより、我が国企業のグローバルな事業活動の支援に努めてまいります。
[更新日 2024年1月10日]
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特許庁総務部国際協力課商標政策班 電話:03-3581-1101 内線2562 |