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令和3年度特許審査の質についてのユーザー評価調査報告書

令和3年10月20日

特許庁調整課品質管理室

世界最高品質の特許審査を実現するためには、特許審査に対するユーザー(出願人や権利を行使される第三者等)の皆様のニーズや期待を適切に把握することが不可欠であるとの認識のもと、特許庁は、平成24年度より特許審査の質についてのユーザー評価調査を実施しております。

今般、令和3年度調査の結果を報告書に取りまとめましたのでお知らせします。

本報告書は、令和2年度の特許審査・国際調査等全般の質について「満足」、「比較的満足」、「普通」、「比較的不満」、「不満」の5段階で評価いただいた結果を取りまとめたものです。調査は令和3年5月~6月に実施し、回答率は8割を超えました(調査対象737者中640者)。御協力いただいたユーザーの皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。

国内出願における特許審査全般の質についての評価(全体評価)は、「普通」以上の評価の割合が95.1%、上位評価割合(「満足」・「比較的満足」の評価の割合)が63.0%でした。

PCT出願における国際調査等全般の質についての評価(全体評価)は、「普通」以上の評価の割合が97.4%、上位評価割合が62.7%でした。

自由記入欄を見ると、「面接、電話等における審査官とのコミュニケーション」について改善を期待する意見が多く見られました。これに関連して、特許庁は、令和3年4月に面接審査で利用可能なWeb会議サービスの拡充、テレワーク中の審査官がユーザーに電話連絡する手段の整備をそれぞれ行いました。

分析の結果、「判断の均質性」、「第29条第2項(進歩性)の判断の均質性」、「国際調査等における判断の均質性」を優先的に取り組むべき項目と設定しました。今後も、審査官間の協議等を通じて、審査官相互の知識の共有、審査官間の判断の均質性の向上に努めてまいります。

特許庁は、引き続き特許審査の質の維持・向上に努めてまいります。

[更新日 2022年1月27日]

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