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第2回意匠審査基準ワーキンググループ 議事要旨

平成20年10月24日

意匠課

10月22日(水曜日)午後、産業構造審議会知的財産政策部会意匠制度小委員会第2回意匠審査基準ワーキンググループ(座長:水谷 直樹 水谷法律特許事務所 弁護士・弁理士)が開催された。

審議内容

事務局から、「優先権認否における意匠の同一の判断」と「画像を含む意匠の審査運用案について」に関するパブリックコメントにおいて提出された意見及び回答について報告するとともに、意匠審査基準の一部改訂案を説明した後、それぞれ自由討議を行った結果、意匠審査基準一部改訂案はワーキンググループの了承を得た。

各議題での主な意見・要望の概要は以下のとおり。

議題1 優先権認否における意匠の同一の判断に関するパブリックコメントの意見及び改訂案の取りまとめ

語句の修正等、指摘があり、修正することとした。

議題2 画像を含む意匠の審査運用案に関するパブリックコメントの意見及び改訂案の取りまとめ

この度の改訂により意匠審査の運用が明確になることへの期待や、画像を含む意匠として認められて登録となった事例集の公表を望むとの要望があり、事例が集まり次第公表することとした。

議題3 今後の検討課題について

  • 日本経済新聞9月20日の記事(「特許庁、審査基準見直し 動くデザイン保護対象に」)を含め、動く画像の保護の必要性についての意見があった。これに対し、今後取り組むべき検討課題であると認識しているが、ニーズの動向を見極めつつ、意匠法の法域で保護することの適否や法令の改正の要否等、タイムリーに様々な角度から検討したいと回答。
  • 現在、ウェブデザインの重要性の認識も増している情勢から、ウェブデザインの法的保護にもニーズがあると思料しており、これらの関係団体から広く意見を聞いていただきたいとの要望があった。これに対し、近年、産業の中でデザインが担う分野が広くなっている一方、現在意匠法で保護されていないデザイン分野もあるため、このような分野についても、デザイナー等広く積極的にヒアリング等を行い、ニーズを分析したうえで、どのような保護が可能か、意匠法での対応の適否も含め検討したいと回答。

[更新日 2008年10月29日]

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