第7回審査基準専門委員会議事要旨
平成23年6月22日
特許庁
調整課
審査基準室
平成23年6月16日(木曜日)午前、産業構造審議会知的財産政策部会特許制度小委員会第7回審査基準専門委員会(座長:中山信弘 明治大学教授・弁護士・東京大学名誉教授)が開催された。
1. 審議内容
事務局から配布資料に沿って説明があり、その後討論を行った。
「明細書及び特許請求の範囲の記載要件」の審査基準に関し、以下の2点について了承が得られた。
- 資料4に示された審査基準改訂骨子に沿って審査基準改訂を行う。
- 資料5(新旧対照表(案))、資料6(事例集(案))に基づいてパブリックコメントを募集する。
また、パブリックコメント終了後については、大きな修正がなければ座長一任とすることで了承が得られた。
委員からの主な意見・要望は以下のとおり。
- 基準の記載が全体的に明確となった。
- どのような場合に実験成績証明書が参酌されるかが分かりやすくなった。
- 事例集や、基準本文の記載も、ポジティブな内容とネガティブな内容のバランスが取れている。
- 審査官が拒絶理由通知に記載すべき内容、及び、拒絶理由通知に対する出願人の対応に関する基準の記載が充実し、ありがたい。
- 事例が多く追加され、分かりやすくなった。
- 日本の記載要件の審査が厳しすぎるとの意見を聞くこともある。事実でないのであれば、誤解を解消する取り組みが必要では。
- ユーザーへの説明会等を通じて、改訂審査基準を広く普及させる取り組みを検討して欲しい。
2. 今後の予定
「明細書及び特許請求の範囲の記載要件」の審査基準に関し、資料5(新旧対照表(案))、資料6(事例集(案))に基づいてパブリックコメントを募集する。
[更新日 2011年6月22日]
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