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平成22年6月30日
特許庁
産業構造審議会 知的財産政策部会 特許制度小委員会 審査基準専門委員会の第3回会合(平成21年6月30日)では、審査基準の点検において、制度改正、新たな判例、新たな技術の進展、国際情勢の変化等に応じて迅速に見直すことが求められているとともに、安定した権利付与、権利付与された特許の安定性の観点から、必要以上に改訂するべきではないというコンセンサスが得られました。そして、審査基準の点検に当たっては、変更が必要な点があれば審査基準の改訂を行う一方で、審査基準の理解を助けるための資料も提供することとされました。
これを受け、審査基準専門委員会の第4回会合(平成22年1月28日)での審議を経て、平成22年2月17日に進歩性の審査基準の関連資料として「『進歩性』のケーススタディ」を公表いたしました。
このたび、『進歩性』のケーススタディの英語版(仮訳)を公表いたしましたのでお知らせします。
本資料は、進歩性に関する裁判例を取り上げ、審査基準を具体的事例に当てはめる際の留意点をまとめ、審査基準のより良い理解を助けるための参考資料として審査官(補)や制度ユーザーに提供するものです。
明細書の作成や拒絶理由通知への対応に際してより適切な手続を行うべく、進歩性の審査基準に対する理解を高めるための参考資料としてご利用ください。
ただし、各裁判例における判示内容・摘記内容は、そのまま一般化できるものではないことに留意してください。
[更新日 2016年5月12日]