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第5回新しいタイプの商標に関する検討ワーキンググループ議事要旨

平成21年1月21日

経済産業省特許庁

1月9日(金曜日)午前、産業構造審議会知的財産政策部会商標制度小委員会第5回新しいタイプの商標に関する検討ワーキンググループ(座長:土肥 一史 一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)が開催された。

1.審議内容

事務局から「新しいタイプの商標に関する検討ワーキンググループ報告書(案)」について説明した後、自由討議を行ったところ、委員からの意見の概要は以下のとおり。

  • 保護対象に追加された新しいタイプの商標に該当するすべての案件が登録できるようになるというような誤解を招くことがないように、保護対象に追加されたタイプに該当するものであっても識別力が認められないものは商標登録が認められない、という旨を明記してはどうか。
  • 国際調和の観点からも、企業のニーズに対応する観点からも、新しいタイプの商標を制度として導入することは望ましい。
  • 一商標一出願について、新しいタイプの商標の出願について一商標として認められる基準をできるだけ明確にすべきではないか。
  • 4ページのアジア諸国の保護対象に関する記述について、アジア諸国における現在の前向きな取組を明記してはどうか。
  • 7ページの国内企業のニーズに関するアンケート結果について、調査対象数等の情報を追記してはどうか。
  • 12ページの「商標法の保護対象に追加する商標のタイプ」の「対応の方向」について、1)商標の権利範囲の特定可能性、2)SCTなどの国際的な動向、3)国内企業のニーズの3点を考慮したことを明記してはどうか。
  • 14ページの位置商標の定義に関する記述で、位置について「標章の識別力に影響を与え」と「商標の権利範囲を限定するもの」との関係が明らかでないため、両者が同じ意味を表すことが明確となるよう記述すべきではないか。

2.今後の予定

報告書(案)については必要に応じて修正を行い、その後パブリックコメント手続を行う予定。今後のワーキンググループについては、パブリックコメント手続を終えた後に調整する予定。

[更新日 2009年1月21日]

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