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第5回特許権の存続期間の延長制度検討ワーキング・グループ議事要旨

平成21年7月30日
調整課審査基準室

7月16日(木曜日)午前、産業構造審議会知的財産政策部会特許制度小委員会第5回特許権の存続期間の延長制度検討ワーキング・グループ(座長:長岡 貞男 一橋大学イノベーション研究センター教授)が開催された。

1.審議内容

(1)知的財産高等裁判所の判決について

本年5月29日に言い渡された平成20年(行ケ)10458~460号事件判決の概要が紹介された。そして、特許庁が最高裁判所に上告受理申立てをしていることが説明された。

(2)厚生労働省の「医療用後発医薬品の薬事法上の承認審査及び薬価収載に係る医薬品特許の取扱いについて」の通知について

本年6月5日に厚生労働省から上記通知が出されたことが報告された。

(3)今後のWGの進め方について

「DDSのように革新的な製剤技術を用いた剤型のみが異なる革新的医薬の処分」に基づく延長出願を認めるか否か等の論点については、上記(1)の判決に関する最高裁判所の判断を待って、審議を再開することとした。

(4)中間とりまとめ(案)について

前回会合までに結論が得られている延長制度の対象分野とする法規制の条件について、中間とりまとめ(案)としてパブリックコメントに付すこととした。

2.今後の予定

  • 延長制度の対象分野については、中間とりまとめ(案)のパブリックコメント手続きを終えた後、その結果を踏まえて、必要に応じて修文を行って最終的な中間とりまとめとする。
  • その他の論点については、上記1.(1)の判決に関する最高裁判所の判断を待って、審議を再開する。

[更新日 2009年7月30日]

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