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調整課
特許審査ハイウェイは、海外での早期権利取得を支援する特許庁間の国際協力プロジェクトです。日米間では、2006年7月から特許審査ハイウェイの試行プログラムを開始し、日米両国のユーザーの皆様から高い評価を得てきました。
これまで、ユーザーの皆様からの要望に応えるべく、分割出願等に基づく案件への対象拡大、特許査定書の写しの提出不要化、さらに2007年5月18日には、ユーザーの皆様の要望が最も大きかったPCT経由の出願への対象拡大を行うなど、本プログラムの改善に努めてまいりました。
本プログラムを充実・拡大してきた状況に鑑み、日米両特許庁は、2007年7月3日以降も本プログラムを継続することを決定しましたので、お知らせします。
試行の延長期間は2007年7月3日から2008年1月3日までの6か月です。今後、試行の評価を行ったうえで、本格実施に移行するかどうかを両国で決定する予定です。
米国の通常の早期審査制度では特許出願時に申請をする必要がありますが、特許審査ハイウェイを利用すれば、出願時以外でも米国特許商標庁に早期審査の申請をすることができます。
また、特許審査ハイウェイを利用した場合、通常の早期審査を申請する際の要件に比べて、より簡易な要件で早期審査を受けることができます(特許審査ハイウェイの場合、出願者による先行技術調査の実施や特許性についての詳細説明は必要ありません。また、審査着手は、現在、特許審査ハイウェイの申請から平均2-3か月の早さでなされています)。
米国側企業は、日本への特許出願について本プログラムを積極的に利用しています。日本から米国への特許出願についても、本プログラムの利便性を最大限に活用し、米国での特許権の早期取得にお役立てください。
[更新日 2007年9月28日]
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特許庁調整課審査業務管理班 TEL:03-3581-1101 内線:3106 |