ホーム> 制度・手続> 商標> 制度概要> 地域ブランドの保護は、地域団体商標制度で> 地域団体商標登録案件一覧> 商標登録第6900128号 親田辛味大根(おやだからみだいこん)
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親田辛味大根
特定非営利活動法人元気だ下條(長野県下伊那郡下條村睦沢8801-1)
長野県下伊那郡下條村内の親田地区及び親田地区周辺で生産された辛味大根
特定非営利活動法人(NPO法人)元気だ下條
親田辛味大根生産者組合
道の駅 信濃路下條 うまいもの館(直売所)
『親田辛味大根』は信州でも南アルプスを望める河岸団地にある親田地区およびその周辺で栽培されており、土地は粘土質で、気候は冬と夏の気温差が激しく昼夜の温度差も大きい中で栽培されています。この環境が『親田辛味大根』の辛さを生み出しています。
『親田辛味大根』は古くから下條村(現在の)親田地区で伝承されてきた伝統野菜です。いつ頃伝わったかは不明ですが、江戸時代に尾張にあった辛味大根に似るとされ、起源は江戸中期ごろとも考えられます。江戸時代の正徳年間(1711~1715年)にこの地区で盛んに栽培され、尾張徳川家に献上されていたという記録があります。現在も下條村の支援を受けて村内で栽培されており、平成19年には信州の伝統野菜に認定されております。
『親田辛味大根』の辛さを下條村では『あまからぴん』と表現しています。口に含んだ瞬間にほのかな甘みを感じた後にくる強い辛みからこの表現が生まれています。この大根は、ご家庭では焼き魚、もち、焼き肉に添えられて食されておりますが、他には国内の多くの蕎麦屋さんでそばの薬味としてご愛用いただいております。また、この辛みの正体が、ブロッコリーや大根などアブラナ科の野菜に含まれる『イソチオシアネート』という『イオウ化合物』で『親田辛味大根』には一般に食されている大根に比べて多く含まれています。この成分は胃液の分泌を促進して腸の働きを整えるほかに抗菌作用や血栓予防等様々な効果が期待されています。
『親田辛味大根』は下條村の『道の駅信濃路下條』にある直売所『うまいもの館』で販売しておりますが、季節産品のため、7月(春作)と12月から3月(秋作)の限定販売となっております。また、道の駅内にある『そばの城』では『親田辛味大根』を薬味としたそばを食することができます。
登録案件の紹介したパネルを以下からダウンロードできます。ポスターなどの各種配布物、PR資材にご活用ください。
← 「登録案件の紹介パネル(PDF:321KB)」からダウンロードできます。
[更新日 2025年3月12日]
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