• 用語解説

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Vol.54
広報誌「とっきょ」2022年10月11日発行

特集2 株式会社チャレナジー

エネルギー×イノベーション
台風を電気に変える

日本をエネルギー輸出大国へ
羽根のない風車がパラダイムシフトの切り札に

日本発の風力発電を世界へ
目標は水素社会の実現

グローバルなビジネスになることを見越して、知的財産権を戦略的に取得するとあらかじめ決めていたので、コア技術の他、周辺技術の特許出願も進めています。ヨーロッパの大手企業から問い合わせが来ることもあり、国際的な特許網の強さが表れていると感じますね。

ゆくゆくは、世界中の島で、私たちの風力発電で作った電気で海水を電気分解して水素をつくることに挑戦したいと思っています。島には化石燃料はありませんが、風と海という莫大な資源があります。世界中の島が、水素社会を支える水素供給基地になるかもしれません。実は、日本は世界で最も水素製造のポテンシャルを持っている国の一つだと考えています。「台風も資源化できる風車で、水素社会を実現し、日本を水素輸出国にする」これが、僕の考える水素立国であり、人生の目標です。

フィリピン初号機の工事中の様子
フィリピン初号機の工事中の様子。大型クレーンを使えない発展途上国の離島での建設性を向上させる取組として、重機を使わずに建てられた。
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