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2024年7月11日
7月9日から、世界知的所有権機関(WIPO)加盟国総会がスイスのジュネーブで開催されており、小野長官、安田特許技監をはじめとする代表団が出席しています。
総会の1日目には、日本を代表して小野長官が一般演説1を行いました。小野長官は演説の中で、日本が30年以上拠出している任意拠出金を通じた途上国支援の取組に関し、本年、途上国の中小企業・スタートアップ・起業家への支援への協力を日本国特許庁(JPO)とWIPOが連携して強化することに合意したことに言及しました。
また、SDGsの達成に知財が貢献することが重要であるとの考えの下、JPOが、WIPOや世界中の関係者と連携し、WIPO GREENのマッチングの成功事例増加に貢献していることについて述べました。加えて、本年11月に開催予定の意匠法条約(DLT)の外交会議について、JPOとして積極的に参加していく旨表明しました。
さらに、2025年に開催される大阪・関西万博において、WIPOと連携し、SDGs達成に向けて、知財の重要性やより一層の活用推進を図るためのアイデア等について情報発信を予定している旨表明しました。
今次総会は7月17日まで行われ、各種報告、予算、各委員会の活動などについて議論が行われます。
1 小野長官の一般演説の内容(PDF:120KB)は、こちらから入手可能です。
WIPO加盟国総会で一般演説を行う小野長官(右から2番目)
WIPO加盟国総会の様子
[更新日 2024年7月11日]