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ファストトラック審査に関するQ&A

お知らせ

  • ファストトラック審査につきましては、審査期間の短縮に伴い、令和4年度をもって休止することとなりました。なお、再開時期は未定です。

    ※令和5年3月31日(金曜日)以前に出願された案件のうち、ファストトラック審査の要件を満たすものについてはファストトラック審査の対象になります。

    ※ファストトラック審査を再開する場合には事前に特許庁HP等でお知らせいたします。

  • ファストトラック審査サポートツール(名称変更予定)」(外部サイトへリンク)につきましては、商標法第6条(指定商品が不明確等)の拒絶理由を回避するための商品等の調査・確認を支援するツールとして、引き続き御利用いただけます。

質問一覧 (各質問を選択すると対応する回答にジャンプします。)

回答一覧

1. ファストトラック審査とはどのようなものですか?

出願時から「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」又は「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載の商品・役務のみを指定している商標登録出願について、通常の審査よりも早く(出願から約6か月で審査を行うことを予定)審査を行うものです。

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2. 早期審査とは異なるものですか?

どちらも「通常出願より審査着手が早くなる」制度ですが、早まる期間と対象要件が異なります。ファストトラック審査を早期審査(特にファストトラック審査の要件と似ている対象3)の要件と比較した表が以下になります。

  ファストトラック審査 早期審査(対象3)
FAまでの期間 出願から約6ヶ月 申出から平均1.8ヶ月
(平成29年度実績)
申請 不要
条件 指定商品・指定役務が基準等表示のみ
(参考)ファストトラック審査の概要
1.及び2.の両方を満たすもの
  1. 商標を指定商品・指定役務に使用している(又は使用の準備が相当程度進んでいる)
  2. 指定商品・指定役務が基準等表示のみ
(参考)商標早期審査・早期審理の概要
  • ※ FA(ファーストアクション)とは、審査官による出願人への最初の審査結果通知(登録査定又は拒絶理由通知書等)が出願人等へ発送されること。
  • ※ 基準等表示とは、「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」、「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載の商品・役務表示を指します。

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3. 「類似商品・役務審査基準」等に掲載されている表示かどうか、どこで調べることができますか?

「類似商品・役務審査基準」等に掲載されているかどうかは、「ファストトラック審査サポートツール」(外部サイトへリンク)、又は、「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」(外部サイトへリンク)で確認することができます。

(図1)J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)「商品・役務名検索」の画面見本

  • ※ 詳しくは「はじめてだったらここを読む~商標出願のいろは~」の出願前にやるべきことは?の「よく使う検索の方法2<商品・役務名検索>」をご参照ください。
  • ※ ファストトラック審査で対象となる表示は、商品・役務名検索のデータ種別「基」:類似商品・役務審査基準と「N」:商品・サービス国際分類表(ニース分類)のみとなります。「T」:TM5 IDリスト、「審」:審査において採用された商品・役務名(日本語または英語表記のみ)、「M」:WIPO Madrid Goods and Services Managerのチェックは外して検索してください。

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4. 「類似商品・役務審査基準」等に自身が行っている業務に対応する表示がありません。早く審査を行ってもらうことはできませんか?

早期審査(対象1、2)を利用できないかご検討ください。
なお、ファストトラック審査の利便性を高めるため、「類似商品・役務審査基準」等の表示をより充実させることを検討していきます。

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5. 「審査において採用された商品・役務名」は、なぜ対象となる表示に含まれないのですか?

「審査において採用された商品・役務名」は、更新頻度が高く、流動的な性質を持ちます。ファストトラック審査の選定基準を明確にするため、「類似商品・役務審査基準」等に掲載されている商品・役務のみを対象としています。
なお、ファストトラック審査の利便性を高めるため、「類似商品・役務審査基準」等の表示をより充実させることを検討していきます。

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6. 自発的に手続補正書を提出して、指定商品・指定役務を補正している場合は対象になりますか?

対象になりません。
品質誤認に関する拒絶理由(商標法4条1項16号)を回避するために行った指定商品・指定役務の補正であっても同様です。

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7. 早期審査(対象3)の対象と認められなかった案件は、ファストトラック審査の対象から外れますか?

早期審査の対象とならなかった出願でも、ファストトラック審査の要件を満たしていれば、対象となります。なお、その場合に、ファストトラック審査のために、出願人側で行っていただく手続きはありません。

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8. ファストトラック審査を望みません。対象外としてもらえますか?

対象外とすることはできません。条件を満たす案件は、一律対象となります。

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9. 自分の出願がファストトラック審査の対象か否かについて、教えてもらえますか?

対象となるか否かについて、事前にお答えすることはできません。
「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」、「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載されている表示と同一のもののみを指定していれば、ファストトラック審査の対象になりますので、ご自身でご確認いただければ幸いです。

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[更新日 2023年3月15日]

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審査業務部商標課企画調査班

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