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別紙
1.配列表には特許出願又は実用新案登録出願にあっては「【配列表】」の見出しを(特許法施行規則様式第29備考15ホ、実用新案法施行規則様式第3備考14ホ、工業所有権に関する手続き等の特例に関する施行規則様式第14備考12ホ参照)、国際出願にあっては「配列表」の見出しを付す。
なお、行を改めて「Sequence Listing」と記載することができる。
2.配列表には、
をこの順序で数字見出しを使用して記載するとともに、各配列について
をこの順序で数字見出しを使用して記載する。
数字見出し<110>、<120>、<160>、<210>~<213>及び<400>の項目は、配列表には必ず記載しなければならない。
数字見出し<130>、<140>、<141>、<150>、<151>、<220>~<223>の項目は、以下の表の「必須又は任意記載項目」中で説明する特定の条件下で、配列表に記載しなけれならない。
数字見出し<170>、<300>~<313>の項目の記載は、任意である。
配列を表示しない場合は、数字見出し<210>及び<400>の項目のみを記載する。
配列表には、数字見出しのみ使用し、項目名は記載してはならない。
各項目の記載方法の詳細は4.参照。
3.配列は、(i) 塩基配列のみ、(ii) アミノ酸配列のみ、又は、(iii) 対応するアミノ酸配列を伴う塩基配列の何れかの形式で記載する。
(iii)の形式で記載する場合、そのアミノ酸配列を改めて(ii)の形式で記載する。
数字 |
項目 |
必須又は任意記載項目 |
注釈 |
---|---|---|---|
<110> |
Applicant name |
必須 |
出願人名をアルファベット以外の文字で記載する場合、その音訳又は英訳の何れかも併載する。 |
<120> |
Title of invention |
必須 |
|
<130> |
File reference |
配列表を出願時に又は出願番号が付与される前に提出する場合、必須。 |
当該出願の願書に記載した整理番号、国際出願の場合は「書類記号」を記載する。 |
<140> |
Current patent application |
配列表を所管当局の要求に応じて提出する場合、又は出願番号が付与された後に提出する場合、必須。 |
国コード(WIPO標準ST.3に規定)及び出願番号(当該工業所有権庁で使用するフォーマット)又は国際出願番号を、この順に記載する。 |
<141> |
Current filing date |
配列表を所管当局の要求に応じて提出する場合、又は出願番号が付与された後に提出する場合、必須。 |
出願日を記載する。* |
<150> |
Earlier patent application |
パリ条約による優先権の主張、パリ条約の例による優先権の主張又は特許法第41条第1項の規定による優先権の主張を伴う出願に係る配列表を提出する場合、必須。 |
国コード(WIPO標準ST.3に規定)及び出願番号(当該工業所有権庁で使用するフォーマット)又は国際出願番号を、この順に記載する。 |
<151> |
Earlier application filing date |
パリ条約による優先権の主張、パリ条約の例による優先権の主張又は特許法第41条第1項の規定による優先権の主張を伴う出願に係る配列表を提出する場合、必須。 |
優先権の主張の基礎とした出願の日を記載する。* |
<160> |
Number of SEQ ID Nos |
必須 |
配列番号の総数を記載する。 |
<170> |
Software |
任意 |
|
<210> |
SEQ ID NO: x |
必須 |
対応する整数の配列番号を記載する。 |
<211> |
Length |
必須 |
塩基配列はあっては塩基数、アミノ酸配列にあってはアミノ酸数を記載する。 |
<212> |
Type |
必須 |
|
<213> |
Organism |
必須 |
塩基配列又はアミノ酸配列の起源について、その生物の種名(学名)を記載する。 |
<220> |
Feature |
配列の表記に記号"n"、"Xaa"を使用する場合、修飾塩基又は修飾/異常アミノ酸を含む配列を表記する場合、見出し<213>にArtificial Sequence又はUnknownと記載した場合、必須。 |
配列表に数字見出し<221>~<223>の項目を表示する際には、本数字見出しは記載するが内容は空白とする。 |
<221> |
Name/key |
配列の表記に記号"n"、"Xaa"を使用する場合、修飾塩基又は修飾/異常アミノ酸を含む配列を表記する場合、必須。 |
別添3に示す特徴を表す記号の中から選択して記載する。 |
<222> |
Location |
配列の表記に記号"n"、"Xaa"を使用する場合、修飾塩基又は修飾/異常アミノ酸を含む配列を表記する場合、必須。 |
特徴を有する部位の存在位置を、「DDBJ/EMBL/GenBank Feature Table Definition」の規則(外部サイトへリンク)に従って記載する。 |
Other information |
配列の表記に記号"n"、"Xaa"を使用する場合、修飾塩基又は修飾/異常アミノ酸を含む配列を表記する場合、見出し<213>がArtificial Sequence又はUnknownと記載した場合、必須。 |
|
|
<300> |
Publication information |
任意 |
配列表に数字見出し<301>~<313>の項目を表示する際には、本数字見出しは記載するが内容は空白とする。 文献情報の項(<300>~<313>)に関しては、対応する文献情報を繰り返し記載する。 |
<301> |
Authors(著者) |
任意 |
|
<302> |
Title(論文名) |
任意 |
|
<303> |
Journal(刊行物名) |
任意 |
|
<304> |
Volume(巻数) |
任意 |
|
<305> |
Issue(号数) |
任意 |
|
<306> |
Pages(ページ) |
任意 |
|
<307> |
Date(発行年月日) |
任意 |
可能であれば、刊行物の発行年月日を記載する。* |
<308> |
Database accession number |
任意 |
データベース作成機関が発行したアクセッション番号及びデータベース名を記載する。 |
<309> |
Database entry date |
任意 |
データベースへの入力日を記載する。 |
<310> |
Document number |
任意 |
特許文献の文献番号を、国コードはWIPO標準ST.3に定める方法で、特許(公開)番号はWIPO標準ST.6に定める方法で、文献種別はWIPO標準ST.16に定める方法で、この順に記載する。 |
<311> |
Filing date |
任意 |
特許文献の出願日を記載する。* |
<312> |
Publication date |
任意 |
特許文献の公開日を記載する。* |
<313> |
Relevant residues in SEQ ID NO: x: from to |
任意 |
|
<400> |
Sequence |
必須 |
|
**言語中立的語彙とは、下記6-1及び6-2に列挙した記号、別添1~3に列挙した記号又は国際DNAデータバンクが定める学術用語のような統制語若しくは学名のことを意味する。
5.数字見出しの2桁又は3桁目が変わる場合、数字見出しと数字見出しの間に空白行を設けるが、例外として、数字見出し<310>の前には空白行は設けない。また、同じ数字見出しを繰り返して使用する場合、その前に空白行を設ける。
6.配列(Sequence)
下記6-1から6-15に従って記載する。配列及び番号は半角文字で記載する。
6-1 塩基配列は、下記の1文字の記号を用いて記載する。他の記号を用いてはならない。塩基配列は、コーディング鎖のみを記載する。
記号 意味
6-2 アミノ酸配列は、第一文字が大文字である下記の3文字記号で記載する。他の記号を用いてはならない。
記号 意味
6-3 コード領域におけるコドンに対応するアミノ酸は、対応するコドンの直下に記載する。コドンがイントロンによって分断される場合には、6-2に示されるアミノ酸の3文字記号は、対応する2つの塩基の直下に3文字まとめて記載する。
6-4 塩基配列は、5’末端から3’末端方向に1本鎖で左から右へ記載する。
6-5 コード領域における塩基はトリプレット毎に1スペースで区切って記載する。
6-6 非コード領域における塩基(イントロンを含む)は10塩基毎に1スペースで区切って記載する。但し、非コード領域終端部における塩基数が10に満たない部分は、一まとめにして隣接するトリプレット部分から1スペースで区切って記載する。
6-7 塩基配列は、1行に最大で60塩基を記載する。
6-8 アミノ酸配列は、N末端からC末端方向に左から右へ記載する。
タンパク質又はペプチドの末端の遊離のアミノ基又はカルボキシル基は記載しない。
6-9 アミノ酸配列は、アミノ酸毎に1スペースで区切って1行に最大16アミノ酸を記載する。
6-10 塩基は、配列の5’末端の塩基を1とし、3’末端方向に配列全体にわたって1ずつ増加する番号を与え、塩基配列が記載された行の右余白にその行の最後の塩基の番号を記載する。「3'」及び「5'」の記号は記載しない。
6-11 アミノ酸は、成熟タンパク質若しくは成熟ペプチドのN末端のアミノ酸に1を付すか、又はタンパク質若しくはペプチドのN末端のアミノ酸に1を付し、C末端方向に1ずつ増加する番号を与え、5アミノ酸毎に配列の直下に1、5、10、15、・・・の様に番号を記載する。
6-12 環状配列は、出願人が任意に設定した結合部位で切断された直鎖状配列とみなして、上記6-10又は6-11に従って記載する。
6-13 ギャップ部分を有する配列は、ギャップ以外の部分が複数の独立の配列を構成するものとみなし、それぞれに配列番号を付して上記6-10又は6-11に従って記載する。全配列の一部分の配列を記載する場合又は複数の配列を連結して得られる配列を記載する場合には、その配列が独立の配列を構成するものとみなして、上記6-10又は6-11に従って記載する。
6-14 別添1に列挙された塩基又は別添2に列挙されたアミノ酸が配列中に存在し、かつ、これらに対応する修飾前の塩基又はアミノ酸が6-1又は6-2に示された塩基又はアミノ酸(記号n及びXaaは除く)で特定できる場合は、6-1又は6-2に示された対応する修飾前の塩基又はアミノ酸を表す記号を用いて、修飾された塩基又はアミノ酸を配列中に表記するとともに「配列の特徴」の項において、別添1又は別添2に記載された記号を用いて、それらについて配列内の部位を指定して説明する。なお、別添1に列挙された塩基又は別添2に列挙されたアミノ酸が配列中に存在し、かつ、これらに対応する修飾前の塩基又はアミノ酸が6-1又は6-2に示された塩基又はアミノ酸(記号n及びXaaは除く)で特定できない場合には、記号n又はXaaを用いて塩基又はアミノ酸を配列中に表記し、「配列の特徴」の項において、それらについて配列内の部位を特定して説明する。
ここで、記号"n"及び"Xaa"は、それぞれ、一つの未知の塩基あるいは修飾塩基、一つの未知のアミノ酸あるいは修飾又は異常アミノ酸を表す。
6-15 配列表の補正において配列を削除する際には、当該配列に関する数字見出し<211>~<313>の項目を削除するとともに、数字見出し<400>の項目は、当該配列番号を記載し、行を改めてコード「000」を記載する。(記載例の配列番号4参照)
[「塩基配列又はアミノ酸配列を含む明細書等の作成のためのガイドライン」の公表について]からリンク
[更新日 2022年6月24日]