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出願書類等の閲覧、交付、証明、書類謄本の請求について

1.はじめに

特許庁に提出された出願書類等は、原則として誰でも閲覧等を行うことができます。

ただし、出願公開又は設定登録がされていない出願については、当事者、利害関係人以外、閲覧、交付及び証明の請求をすることができません(商標に関する書類は除く)。

また、保存期間を経過して廃棄処分となった書類は閲覧等をすることができません。

なお、閲覧等の対象書類を特許庁で使用中のときは閲覧等に時間を要することがあります。

出願書類等の閲覧、交付、証明、書類謄本の請求については「出願の手続」第六章 出願の補助的手続にも記載されています。

2.手続の種類

2.1 閲覧

(1) 紙書類

  • 紙書類(電子化されていない書類)は、特許庁の閲覧窓口で閲覧します。PDF等で提出された書類は閲覧窓口に設置されている閲覧用PCで閲覧します。
  • 紙書類は、即日閲覧できません。事前に窓口or電話で閲覧担当に閲覧したい書類が閲覧可能な状態かをご確認のうえ、手続を行ってください。
  • 紙書類の閲覧に係る手数料は、出願書類等1,500円、紙原簿300円になります。
  • 特許庁の閲覧窓口で閲覧した書類を複写したい場合には、閲覧時に窓口で複写の申し込みをしてください(複写は外部業者が行います(有料))。
  • 特許庁の閲覧窓口にお越しになれない場合には、複写取寄せサービスを行っている民間事業者の利用をご検討ください。

(2) ファイル記録事項記載書類(電子化された出願書類等)

  • 電子化された書類は、電子出願ソフトでインターネットにより閲覧(オンライン閲覧)できます。
  • 電子出願ソフトの利用には、電子出願ソフトのインストールと電子証明書の取得が必要です。電子出願ソフトについては「電子出願ソフトサポートサイト(外部サイトにリンク)」をご覧ください。
  • 電子出願ソフトを利用しない場合は、特許庁の閲覧窓口に設置されている専用PCで閲覧できます(VDT閲覧)。VDT閲覧では、閲覧書類の出力はできません。出力物が必要な場合には、閲覧請求ではなく交付請求をしてください。
  • ファイル記録事項記載書類のうち、規定のページ数又は容量を超えているためオンライン閲覧できない場合には、特許庁の閲覧窓口で原物の閲覧を行う必要があります。
  • 電子特殊申請で提出されたPDFの書類は、一部の書類を除きオンライン閲覧できません。紙書類として閲覧請求をしてください。
  • オンライン閲覧に係る手数料は600円、VDT閲覧、現物閲覧は900円になります。
  • 出願書類等の一部は「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)(外部サイトにリンク) 」(無料)でもご覧いただけます。

(3) 磁気原簿(電子化された登録原簿)

  • 電子化された登録原簿は、電子出願ソフトでインターネットにより閲覧(オンライン閲覧)できます。
  • 電子出願ソフトの利用には、電子出願ソフトのインストールと電子証明書の取得が必要です。電子出願ソフトについては「電子出願ソフトサポートサイト(外部サイトにリンク) 」をご覧ください。
  • 電子出願ソフトを利用しない場合は、特許庁の閲覧窓口に設置されている専用PCで閲覧できます(VDT閲覧)。VDT閲覧では、閲覧書類の出力はできません。出力物が必要な場合には、閲覧請求ではなく交付請求をしてください。
  • オンライン閲覧に係る手数料は600円、VDT閲覧は800円になります。

2.2 交付

(1) ファイル記録事項記載書類(電子化された出願書類等)

  • ファイル記録事項記載書類を出力して交付します。
  • 交付方法は、特許庁の閲覧窓口で交付を受ける「手交」と、郵便で交付を受ける「郵送」があります。
  • 交付は、認証なしと認証ありを選択することができ、認証ありは認証文を付し経済産業事務官名で認証します。
  • 交付に係る手数料は、オンライン請求で1,000円、書面による請求で1,300円になります。

(2) 磁気原簿(電子化された登録原簿)

  • 磁気原簿を出力して交付します。
  • 交付方法は、特許庁の閲覧窓口で交付を受ける「手交」と、郵便で交付を受ける「郵送」があります。
  • 交付は、認証なしと認証ありを選択することができ、認証ありは認証文を付し経済産業事務官名で認証します。
  • 交付に係る手数料は、オンライン請求で800円、書面による請求で1,100円になります。

2.3 証明

  • 特許庁に提出された書類等を証明します。
  • 交付方法は、特許庁の閲覧窓口で交付を受ける「手交」と、郵便で交付を受ける「郵送」があります。
  • 証明は、特許庁長官名での証明となります。
  • 証明に係る手数料は、オンライン請求で1,100円、書面による請求で1,400円になります。

2.4 書類謄本

  • 特許庁に提出された出願書類等(紙)の謄本を交付します。
  • 対象は電子化されていない書類です。
  • 交付方法は、特許庁の閲覧窓口で交付を受ける「手交」と、郵便で交付を受ける「郵送」があります。
  • 謄本は、認証文を付し経済産業事務官名で認証します。
  • 書類謄本に係る手数料は、紙原簿で350円、その他の書類が1,400円となります。

3.請求書の作成と提出

3.1 請求書の作成

3.2 請求書の提出方法

(1) オンライン(電子特殊申請を含む)

  • 作成した請求書を電子出願ソフトで提出します。

(2) 窓口(書面)

  • 作成した請求書を直接特許庁の閲覧窓口に持参します。

    受付場所:東京都千代田区霞が関3丁目4番3号
    特許庁庁舎1階南側 出願課受付カウンター右奥
    受付時間:9時から17時まで(平日)
    なお、土曜日、日曜日、祝日、年末年始(12月29日から翌年の1月3日まで)は、閉庁となります。

(3) 郵送(書面)

  • 作成した請求書を特許庁に郵送で提出します。
  • 郵送で提出の宛先は以下のとおりです。

    〒100-8915
    東京都千代田区霞が関3丁目4番3号
    特許庁長官 宛

4.手続きの流れ

4.1 閲覧

(1) オンライン

請求書の作成
オンライン請求
閲覧状況目録を受信(書類の種類により1~4時間程度で受信可能)
閲覧(閲覧第1日目~開庁日で5日間)
  • ※閲覧第1日目:閲覧可能となった日の翌開庁日が第1日目
  • ※開庁日:土・日、祝日、年末年始を除く

(2) 窓口

特許庁の閲覧窓口or電話で閲覧担当に閲覧したい書類が閲覧可能な状態かを
問い合わせ(四法種別、事件番号、書類名をお伝えください)
特許庁にて閲覧可能な状態か確認
閲覧が可能な場合には閲覧窓口で閲覧請求書を記載して提出or電話による閲覧の予約
特許庁にて閲覧書類の準備(おおむね数日から1週間程度)
閲覧書類の準備ができたら特許庁から請求人に電話で連絡
閲覧日の予約
特許庁の閲覧窓口に来庁して閲覧(電話予約の場合には閲覧請求書の記載と提出)

4.2 交付

(1) オンライン(電子特殊申請含む)

請求書の作成
オンライン請求
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(1週間程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(1週間から10日程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

(2) 窓口(認証なしファイル交付、磁気原簿)

特許庁の閲覧窓口に来庁(請求書の作成)

交付(原則即日)

  • ※件数や書類等により即日交付できない場合があります
    (ハーグ出願、回復理由書は即日交付できません)
  • ※即日交付できない場合には、後日手交or郵送となります

(3) 窓口(認証ありファイル交付)

特許庁の閲覧窓口に来庁(請求書の作成)
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(1週間から10日程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(10日から2週間程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

(4) 郵送

請求書の作成
請求書を特許庁に郵送
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(10日程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(10日から2週間程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

4.3 証明・謄本

(1) オンライン(電子特殊申請含む)

請求書の作成
オンライン請求
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(1週間から10日程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(10日から2週間程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

(2) 窓口

特許庁の閲覧窓口に来庁(請求書の作成)
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(1週間から10日程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(10日から2週間程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

(3) 郵送

請求書の作成(請求書の作成)
請求書を特許庁に郵送
手交:交付書類の準備ができたら
特許庁から請求人に電話
(10日程度)
郵送:特許庁から書留で郵送
(10日から2週間程度)
特許庁の閲覧窓口に来庁

5.その他

[更新日 2024年3月18日]

お問い合わせ

特許庁出願課特許行政サービス室

電話:03-3581-1101

証明担当 内線2754

閲覧担当 内線2756

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