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特集1:ソニーグループ株式会社
今後メタバースでできることはどんどん増えていくでしょう。私たちはリアル空間のデータを使ってバーチャル空間上でファンを楽しませようとしていますが、今は業界問わず多様な企業がそれぞれのアプローチで仮想空間事業に参入しています。これは喜ばしいことですが、だからこそこれから考えなければいけない課題やルールもたくさんあります。
例えばバーチャル空間での肖像権の扱いや、キャプチャした骨格のデータを個人情報としてどう扱うかなど。NFTや暗号資産の話などを考えるとさらに複雑です。海外展開においては、各国の法整備の状況を見極めながら対応を検討していく必要があるでしょうね。今はこうした展開に関する物事を私たちだけで全部解決できる時代でもないですし、知的財産のチーム、そして他社とも連携しながら引き続き考えていきたいです。