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Vol.53
広報誌「とっきょ」2022年8月1日発行号

特集1:ソニーグループ株式会社

「技術の向上とユーザーの意識の変化——
二つが重なった今だからこそ、新領域に挑みます」

バーチャル空間に関わる
ルールや法律の整備は急務

今後メタバースでできることはどんどん増えていくでしょう。私たちはリアル空間のデータを使ってバーチャル空間上でファンを楽しませようとしていますが、今は業界問わず多様な企業がそれぞれのアプローチで仮想空間事業に参入しています。これは喜ばしいことですが、だからこそこれから考えなければいけない課題やルールもたくさんあります。

例えばバーチャル空間での肖像権の扱いや、キャプチャした骨格のデータを個人情報としてどう扱うかなど。NFTや暗号資産の話などを考えるとさらに複雑です。海外展開においては、各国の法整備の状況を見極めながら対応を検討していく必要があるでしょうね。今はこうした展開に関する物事を私たちだけで全部解決できる時代でもないですし、知的財産のチーム、そして他社とも連携しながら引き続き考えていきたいです。

イマーシブリアリティ・コンサート
ソニーが提供する没入型コンサート体験「イマーシブリアリティ・コンサート」の様子。アーティスト・Madison Beerの動きをモデリングし、VR空間内のアバターにトレースしてライブを行った。
撮影・制作ソリューション
スタジオの様子。人物のパフォーマンスを3Dで高品位に再現する「撮影・制作ソリューション」を提供する。
ボリュメトリックキャプチャ技術
ボリュメトリックキャプチャ技術によるパフォーマンス映像(一部抜粋)。従来では不可能なカメラワークによる映像表現が可能。
マンチェスター・シティのエティハド・スタジアム
仮想空間上にリアルに再現されたマンチェスター・シティのエティハド・スタジアム(イメージ)。
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