特許庁・INPIT(独立行政法人工業所有権情報・研修館)
小学生・中学生
- ・とっきょちょうキッズページ
- ・知財の教材・参考書(マンガ「知財の歴史」など)
- ・ジュニアイノベーションフェス
- ・JPOちゅーぶ【特許庁】/知財の魅力・大切さを発信
高校生・高専学生・大学生
- ・知財力開発校支援事業/高校や高専の知財学習を、経費とノウハウの両面で支援
- ・パテントコンテスト・デザインパテントコンテスト/優秀な応募作品の表彰、出願支援
ここから本文です。
特集1
小中学生の新鮮な発想やひたむきな探究心から生まれた発明がしばしば、周囲の理解やサポートを得て特許化されたり、商品や事業のかたちをとって社会実装に結びついたりする。未来の発明家たちやその保護者に向けて紹介する、創造のよろこびのストーリー。
日本の将来を担う小中学生に知財への関心を持ってもらえるよう、特許庁では多様な取組を実施している。創造力を高めることを目的としたwebサイト「とっきょちょうキッズページ」で、特許・意匠・商標について分かりやすく解説しているほか、知財の教材・参考書など、高度な内容まで含んだ参考資料を提供し、啓発につとめている。また、各府省庁が連携する「こども霞が関見学デー」から生まれた夏休みの体験型イベント「ジュニアイノベーションフェス」もコロナ禍を経て、2023年からリアルイベントを再開。地方の子どもたちとの貴重な接点となっている。
その他、全国200カ所以上の少年少女発明クラブで子どもたちに課外活動の場を提供し、「全日本学生児童発明くふう展」などの顕彰の機会を設けている公益社団法人発明協会など、さまざまな機関や企業が、子どもたちの創造性を育む活動に携わっている。
東海大学の付属諸学校と東海大学の教職員が一体で取り組む教育プログラムで、1964年のスポーツ大会から始まり、2004年、知的財産部門がスタートしました。系列の全国14校の中高生から参加者を募り、選考を通過した生徒たちは知財の知識を学び、大学の先生など専門家の指導を受けて創造性を育み、自らのアイデアをブラッシュアップします。4泊5日の研修プログラムを組んでいましたが、コロナ禍以降、オンラインのゼミ形式を中心に行っています。研修後は、パテントコンテスト応募(高校生)や都道府県発明くふう展出展(中学生)を推奨しています。
(東海大学付属相模高等学校中等部・知的財産部門 土方酉紀教諭)