特許庁
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トーキョートッキョキョカキョク（東京特許許可局）を聞いたことがありますか。しかし、本当は東京特許許可局なんてありません。本当にあるのは、特許庁という国の機関です。特許庁では、新しい機械や薬のような発明、バイクの形のようなデザイン、会社や商品の名前を表す商標などを守るため、約3,000人の職員が働いています。特許庁の仕事を知りたい方は、平日いつでも見学を受け付けているので、ぜひ見に来てくださいね。
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特許庁は、国会議事堂や皇居のそばの霞が関という区域にあります。このあたりにはたくさんの国の機関が集まっており、国のルールを作ったり、国のお金をどのように使うか考えたりしています。夏休みには、誰もが無料で参加できる霞が関子ども見学デーを実施しています。ぜひ遊びに来てくださいね。
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新しい機械や薬などの発明は、特許を受けることによって、他の人にまねをされないように守ることができます。特許を受けるためには、特許庁に書類を提出（これを「特許出願」といいます）し、特許が本当に新しいかどうかや、書類がきちんと書かれているかなどのチェック（これを「審査」といいます）をクリアしなければなりません。特許を受けると、他の人がその発明をまねすることができなくなります。
もしも特許がなかったら、自分の発明を守ることができないので、せっかく時間とお金をかけて発明をしても、他の人にすぐにまねされてしまいます。特許がなかったら、新しい技術が生まれにくい世の中になるかもしれません。
自動車、家電製品、携帯電話など、皆さんの身の回りにあるモノの新しいデザイン（難しい言葉で「意匠」といいます）は、他の人にまねをされないように守ることができます。意匠を守るためには、特許庁に書類を提出（これを「意匠出願」といいます）し、意匠が本当に新しいかどうかや、書類がきちんと書かれているかなどの審査をクリアして、意匠登録を受ける必要があります。
世の中にはたくさんの商品やサービスがあります。スーパーやお店に並んでいるたくさんの商品の中から、みなさんはなにを見て自分の買いたい商品を選ぶでしょうか。商品のなまえやマークを見て選んでいませんか。なまえやロゴなど、商品やサービスの目印となるもの、それらがまさに商標です。商標は、特許庁に登録することによって、守ってもらうことができます。文字、図形、記号、立体的なもの、それらを組み合わせたもののほかに、動きやホログラム、音、位置、さらに色彩のみであっても商標として登録できます。
特許庁には、特許・意匠・商標を審査する審査官、特許庁のサービスを行う行政事務官など、いろんな仕事があります。審査官や行政事務官になるためには、国家公務員試験というテストを受けて合格しなければなりません。
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