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特集1:西日本旅客鉄道株式会社
目まぐるしい変化を遂げる経営環境の中、鉄道サービスのあり方を変えるため、
JR西日本グループではオープンイノベーションに着手。従来の組織文化としては異色の手法を
なぜ採用し、どのように根付かせてきたのかを代表取締役社長の長谷川氏に伺いました。
西日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長
長谷川 一明氏
1957年生まれ、三重県出身。81年に東京大学法学部を卒業し、国鉄に入社。JR西日本執行役員岡山支社長、取締役兼常務執行役員近畿統括本部長、代表取締役副社長兼執行役員創造本部長を歴任し、2019年12月より現職に就任。
PROFILE
西日本旅客鉄道株式会社
北陸・近畿・中国地方での鉄道サービスを中心に、駅ビルやホテルなどの不動産業、飲食・ファッションなど幅広い事業を展開する。令和3年度「知財功労賞」において、オープンイノベーション推進企業として経済産業大臣表彰を受賞。
[所在地] 大阪市北区芝田二丁目4番24号
[TEL] 0570-002-486
[URL] https://www.westjr.co.jp(外部サイトへリンク)
[設立年] 1987年
[業種] 陸運業
[従業員数] 47,900名(連結)(2021年3月)
JR西日本 技術ビジョン 「3つのありたい姿」
1.さらなる安全と安定輸送の追求
技術によるリスクの見える化を進めるなど、新しい技術の可能性を追求。人がより強みを発揮できる仕事に集中することで、安全性と輸送品質の向上を目指す。また、ユーザーや社会と連携し、共に安全性を高めていく。
2.魅力的なエリア創出の一翼を担う鉄道・交通サービスの提供
ユーザーをはじめ、さまざまな事業者や地域とつながり、技術を活用することで、多様なユーザーへのシームレスできめ細かいサービスの提供を目指す。さらにユーザーへ最適な旅の提案を行うとともに、地域活性化に貢献する。
3.持続可能な鉄道・交通システムの構築
IoTやAIなど新しい技術を活用し、働き方改革と生産性向上を進め、人口減少時代にも持続可能な、地球にもやさしい鉄道・交通システムの構築を目指す。