日本で専売特許条例が公布されてから、2025年で140年となりました。
これを記念して、2015年から2025年までの10年間における印象的な出来事と、現役職員の振り返りを連載していきます。
申請手続のデジタル化で利便性や迅速性が向上
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日本で専売特許条例が公布されてから、2025年で140年となりました。
これを記念して、2015年から2025年までの10年間における印象的な出来事と、現役職員の振り返りを連載していきます。
申請手続のデジタル化で利便性や迅速性が向上
産業財産権に関する手続のペーパーレス計画を実施するため、平成2年(1990年)に「工業所有権に関する手続等の特例に関する法律」(通称:特例法)を制定し、これを皮切りに、出願から審査・登録・公報の発行に至るまでの過程を総合的にデジタル化するための取組を推進してきました。特例法では、書面手続を原則とする特許法等に対する特例として、オンラインでの手続を可能とし、その対象手続や方法については下位法令に委ねられているところ、ペーパーレス計画の進捗に応じて順次、対象手続を拡大する改正を行い、多くの手続が電子化された一方、書面でのみ手続が可能なものも残っていました。
こうした中、政府全体のデジタル化推進や押印義務の廃止を背景に、特許庁では2021年に「特許庁における手続のデジタル化推進計画」を策定し、2024年3月までに原則として全ての申請手続をオンラインで行えるようにすることを目標に掲げ、システム面・法令面それぞれの整備を進めました。書面受付のみとして残っていた申請手続のデジタル化に当たっては、特許庁システム上及び特許特別会計の財政上の制約より、従来から採用しているXML形式に代えて、PDF形式にて受け付けるためのシステム整備を進めるとともに、法令面においても、オンライン手続の方法としてPDF形式での提出を可能とする改正を令和5年(2023年)に行いました。併せて同年には、無効審判請求書等の副本の送達が必要な書類についても、電磁的方法による提供を可能とする改正を行いました。いずれも2024年1月より運用が開始されています。
これらの改正により、産業財産権に関する手続について、感染症を契機とした「非接触」ニーズなどの近年の社会変化に対応するとともに、利便性や迅速性の一層の向上を図っています。

伊藤 章浩
2017年入庁。中小企業等の知財ユーザー支援、統計調査、料金・減免制度に関する業務などを担当した経験を持つ。

小野 和実
2003年入庁。制度改正のほか、システム予算や行政訴訟、弁理士制度に関する業務などを担当した経験を持つ。






Interview 01
未利用資源を新たな価値に変える技術。
知財戦略で拓く循環型社会への道
ファイトケミカルプロダクツ株式会社
東北大学発のスタートアップ、ファイトケミカルプロダクツ。特許取得の「イオン交換樹脂法」を用い、米ぬか由来の未利用油から高機能素材を生み出します。加藤社長は、エンジニアの知見を活かし、特許とノウハウを使い分ける緻密な知財戦略を構築。女性リーダーとして多様な人材が活躍する組織を率い、循環型社会を目指す同社の歩みについて伺いました。
Interview 02
少数精鋭の特許権で「美しい特許網」を作る
AI医療の最前線
株式会社カルディオインテリジェンス
長時間心電図解析ソフトウェア「SmartRobin AIシリーズ」を展開し、医療のDXを推進するカルディオインテリジェンス。同社の急成長を支えるのが、共同創業者である波多野薫氏が提唱する「美しい特許網」です。第6回「IP BASE AWARD」スタートアップ部門奨励賞を受賞した独自の知財戦略と、多様な個性が活躍する組織づくりについて、波多野氏に話を伺いました。
夜空を巨大なキャンバスに!
世界初の人工流れ星へ挑む女性起業家の夢を守る知財力
株式会社ALE
「流れ星を作りたい」その夢を現実に。天文学者で二児の母、岡島礼奈氏が語る、宇宙ビジネスと知財活用の秘訣とは?
知財支援はINPITにおまかせ!
合名会社川敬商店
「INPIT知財総合支援窓口」は独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)が、47都道府県に設置している地域密着型の相談窓口です。中小企業をはじめとした企業の皆さまの経営課題解決に向け、自社のアイデア、技術、デザイン、ブランドなどの“知財”の面から支援を行います。
申請手続のデジタル化で利便性や迅速性が向上
日本で専売特許条例が公布されてから、2025年で140年となりました。これを記念して、2015年から2025年までの10年間における印象的な出来事と、現役職員の振り返りを連載していきます。
女性弁理士のリアルな本音に迫るインタビュー記事を公開中
クライアントの夢に寄り添い、行政との橋渡し役となる――。そんな弁理士の「現場」を記事に収めました。今回密着したのは、女性弁理士の田中咲江さん。オフィスでの様子から、仕事の難しさとワークライフバランス、そして「面白い仕事」と笑顔で語るやりがいまで。その情熱と空気感を、特許庁HPでぜひご覧ください。
意匠・商標の国際出願のページを大幅にリニューアル!
知財経営支援ネットワークにおけるアクションプランを策定しました
ふくしまイノベーション「企業ファイル」FILE#08
株式会社マザーソリューション
2024年1月、特許庁は福島県及び公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構と、知的財産の保護及び活用に関する連携協定を締結しました。知財で福島の新しい時代を切り開く企業やプロジェクトを紹介します。
不可能を可能にした夢の花
独自技術と知財で実現した世界初の「青いバラ」
サントリーフラワーズ株式会社
さまざまなカタチで暮らしに進化をもたらす知財たち。新たなアイデアによって生まれた多彩なアイテムを紹介します。