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JPO通信
TOPICS 1
今年度で5回目を迎える「巡回特許庁」。今まで開催していない都道府県も、順次巡れるよう令和元年度は全国10都市で開催します。ぜひ、お越しください。
「巡回特許庁」は、知的財産(知財)をみなさまにより身近に感じていただくことを目的として、全国各地で行うイベントです。
「自分には関係ない」と思われる知財を、より親しんでもらえるよう企画しました。知財の「見方」を変えることで、知財をビジネスの「味方」にしていただくことをコンセプトに、主に中小企業の方を対象にして実施します。
プログラムは、1日約5∼6本の集約型のセミナーイベントに、多彩な講師をお招きして専門家ならではの視点から講演していただきます。基本概要は全国共通ですが、各地域でその地域の特色を出しています。例えば、旭川はデザイン性の高い家具産業が集積している土地柄です。デザインの視点をまちづくりに反映し、他の産業にも広げていこうと注力しているので、セミナー講師もデザインに関する業界の第一線で活躍している方をお招きしています。
さらに、「何でも相談コーナー」を設け知財に関する相談のほか、経営相談にも対応します。セミナーや「何でも相談コーナー」に特許庁の審査官が出向くのも大きな特徴です。
また、巡回特許庁ではもう一つ出願人や代理人等の近隣地域に審査官が伺って面接を行う「出張面接」の浸透を目的として、イベントの開催から約4週間を集中実施期間に定めています。特許や意匠を出願後、審査の過程で審査官に対して直接説明することで、出願内容を効率よく伝えられるメリットがあります。こうしたイベントをきっかけにして、知財を広くビジネスにご活用ください。
10月以降の開催予定
令和元年度知財のミカタ∼巡回特許庁∼
名古屋・大阪・新潟・長崎・岡山・松山・沖縄(うるま・八重山)
令和元年度 知的財産権制度説明会(実務者向け)
特許法等改正説明会・意匠審査基準説明会
知的財産の業務に携わる実務者の方を対象に、特許、商標の審査基準・運用や企業活動をグローバルに展開していく上で重要となる国際出願手続等について、特許庁等の職員が説明します。
また、令和元年5月17日に公布された「特許法等の一部を改正する法律」の内容について詳しく解説する「特許法等改正説明会」、改正意匠法を受けた意匠の審査基準・運用についてわかりやすく解説する「意匠審査基準説明会」も併せて開催します。
2019年9月25日
記事を読む2019年9月18日
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