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第三次AIブームと呼ばれる現状が単なるブームで終わらずに、今後もAIコア技術の進化に加えAI技術を適用した技術分野の拡がりや新規プレイヤーの参入などが進み、社会実装されていくことを期待しています。
一方で、AI万能論やAI脅威論には反対です。過度にAIに期待を抱かせると、人々がAIの働きに幻滅してしまったり、データ利活用の不安や信頼性の不安から過度にAIを警戒・抑制してしまったりすると、結果的に社会実装が遅れる可能性があるので、警鐘を鳴らしたく思います。
AIは得意な分野と苦手な分野がありますが、一般的にはある程度規定された枠・ルールの中でこそ本領を発揮できる技術です。また、現在のAI発展はハード面のCPU(GPU、GPGPU)処理精度の向上など様々な技術の発展上にあるもので、今後のAIの発展もそれら様々な技術の更なる進展が不可欠であることを付言しておきます。 そして、社会実装が進むためには技術の発展と同時にユーザー側のAIに関するリテラシーを向上させ、社会的受容性を高めていく必要があるのです。
今後もAI技術の動向にも注目していきましょう。
株式会社テック・コンシリエCOO 小林誠
KIT 虎ノ門大学院 イノベーションマネジメント研究科客員教授
東京工業大学 キャリアアップMOT 知的財産戦略コース講師
「IPランドスケープ」先駆者のひとり
(協力)
イノベーションリサーチ株式会社(データ解析)
https://innovation-r.com/(外部サイトへリンク)
株式会社ユーザベース
(経済情報の検索プラットフォーム「SPEEDA」の提供)
https://www.uzabase.com/(外部サイトへリンク)
2019年9月25日
記事を読む2019年9月18日
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